「今いる場所」を説明するのって、難しい
突然ですが、あなたは今いる場所の住所を正確に言えますか?自宅や勤務先などであれば住所を覚えていても、旅先で足をとめたカフェや観光スポットなど、「今いる場所」の住所がわからないことは少なくありません。
「現在地から10分以内に行けるランチスポット」「今から1時間の空き時間に楽しめる観光スポット」など、「今いる場所」を起点にして何かをしたいと思った時、検索は案外役に立ちません。GPSなどを基準にして、現在地から半径500m以内、といった検索はできても、実際に知りたいのは「そこに行くまでどのくらい時間がかかるのか」という情報なので、土地勘が無いところではなかなか困難です。
観光案内所や宿泊しているホテルのコンシェルジュに電話をかけて相談しようにも、「今いる場所」を正確に伝えることができなくては難しいでしょう。「住所が分からなくても『今いる場所』の近くのおすすめ情報を人に聞きたい」そんなサービスを実現してくれそうなのが、スピンシェル株式会社の遠隔コミュニケーションツール「LiveCall(ライブコール)」に追加された遠隔対面コンシェルジュ機能です。
位置情報を送信して「ここから行ける場所」の情報を得る
LiveCallは、ブラウザやアプリを通してカスタマーがオペレーターとビデオ・音声通話、チャットなどで会話できる遠隔コミュニケーションツールで、企業のカスタマーサポートなどで活用されています。最近は、遠隔医療分野でも応用されています。
遠隔対面コンシェルジュ機能は、通話時に、カスタマーの位置情報を合わせて取得し、オペレーターに送信します。オペレーターの画面では、カスタマーの現在地が地図上に表示され、通話開始前に所在を把握できます。カスタマーが自分のいる場所を伝えられなくても、「その場所」を起点にした的確な案内が可能になります。特におすすめしたい場所をデータベースに登録できるので、イベントへの集客や地域活性化にも活用できます。

また、日本語が分からない訪日外国人にとって、現在地を正しく把握し説明するのは、日本語が分かる私達よりもずっと困難です。オペレーター側で位置情報を確認できるコンシェルジュサービスの需要は高いと思われます。
カスタマーごとにオリジナルガイドブックを作成
LiveCallの遠隔対面コンシェルジュ機能は、複数のおすすめスポットを一つにまとめて、カスタマー専用のオリジナルガイドブックを作成できます。作成したガイドブックには専用URLが発行され、カスタマーはビデオ通話終了後も簡単に参照することができます。

スピンシェルは、旅行・宿泊サービス事業者との協業をとおして、遠隔対面コンシェルジュ機能を活用したコンシェルジュサービスを展開していく予定です。
遠隔対面コンシェルジュとジオフェンスサービスが連携すればもっと便利に
遠隔対面コンシェルジュサービスとジオフェンスサービスが連携したら、もっとさまざまなことが可能になります。例えば、オリジナルガイドブックに掲載された観光スポットやお店に近づいた時に通知が届いたり、クーポンが届いたらとても嬉しいですね。
また、案内サービスを提供する側にとっても、案内した場所に実際に行ったのか、買い物をしたのかなどがトラッキングできるので、データを蓄積することでより的確なガイドができるようになります。「おもてなしアプリ」として組み込むのに、この2つ、とても相性が良さそうですね。
【参照情報】
LiveCallが訪日観光客らの位置情報をリアルタイムに活用した遠隔対面コンシェルジュ機能を発表
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