Beaconの種類で広がるIoT

この記事を3行で説明すると……

  • 一口にBeaconと言っても、色々なタイプがあります
  • 薄型、太陽光発電型、ボタンでの電波切り替え型など
  • サービスによって使い分けることで、より細かいサービスが実現可能

【Beacon色々】

位置情報プラットフォーム「39Geopla」では、GPS、Wi-Fi、Beaconを包括的にジオフェンスに設定することが可能です。
ざっくりと説明すると、その3種類を全て利用して「情報配信」や「ログの分析」ができる、ということです。

通常はBeaconを店頭や施設先に設置して、クーポンやイベント情報などを配信するわけですが、現在では実際の利用シーンに対応した様々な種類のBeaconが発売されています。
電池交換の手間を減らす、特殊な設置状況の為に形状に工夫を凝らす、屋外で使用する、落下しても壊れない耐久性を持たせる……。

今回は、そんなBeaconのご紹介をして参ります。

【電池レスbeacon】

単3や単4電池、家電などで使うボタン型電池で稼働するBeaconが主流ですが、電池交換の手間を減らすためや、気軽にメンテナンスをできない状況では、いかにバッテリーを持たせるかが課題となります。
端末に左右されますが、数週間~1年前後稼働し続けることができます。

最近では、太陽光発電タイプのバッテリーを備えたBeaconが増えてきました。
蛍光灯等の照明でも稼働するものが多いので、電池交換について頭を悩ませる必要はありません。

通常バッテリータイプのものでも、3~5年稼働とうたわれているBeaconもあります。
逆に電池交換のタイミングを忘れてしまいそうですが(笑)

【1mm以下も! 薄型Beacon】

Beacon端末はタバコの箱程度ではありますが、設置には一定のスペースが必要となります。
タグ状に衣服に設置したい場合、靴やアクセサリーに仕込んでおきたい場合、ポスターの裏や書類状に設置したい場合に重宝するのが薄型Beaconです。

シリコン製の薄いシート状に成型されているものでは、ある程度の曲げや歪みにも対応することができ、3mm前後のものから、最も薄いものでは0.8mmというものまで!
重量も5g程度と、所持していることをほとんど認識しないレベルです。

小物にBeaconを設置したりステッカー状にすることで、児童や児知症の方向け見守りサービス等に活用したり、空港での荷物検知、ポスターや中吊り広告にBeaconを仕込んで、よりユーザーの日常生活に密着した情報配信のタイミングを探ることができます。

【ボタン型Beacon】

基本的に設置されたBeaconはBLEの電波を発信し続けています。
通常はユーザーが電波の発信を検知して情報配信を受けるわけですが、ボタン型Beaconでは、その名前の通り端末本体にボタンが付属しており、ボタンを押下した際にのみ電波を発信することができます。

必要な時以外はバッテリーを消費しないことは勿論ですが、スマホを所持しているユーザーの側からBeacon端末に働きかけることができるのが大きな特徴。

また、ボタン押下する際にも、シングルクリック、ダブルクリック、長押しの種類を使い分けるできるので、一つのBeacon端末から3種類のBLE電波を発信できることになります。ユーザーに返したいアクションを複数用意できるのは大きな強みです。

【その他】

他にも、防水型や防塵型、首から下げておくペンダント型など、様々なBeaconが存在しています。
利用シーンを想定して、最も便利な端末を選ぶことが大切ですね。

 

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